ブータン人って いい国かもしれない その1

トレC

2011年08月20日 12:01



■ブータン公務員便り~バブルの背景「快楽主義」は悪いことか~異性へモノへ、走る走る。最後は家族、友人と支え合う~御手洗 瑞子さん 

付き合いのある方よりメーリングで頂いたのですが、大変興味を引きました。
古来の日本もこんな感じではなかろーかと思いました。


なんかか分けて
掲載~


ブータンの人は変わってしまったのか。

 前回、ブータンで見られるバブル経済的な消費行動について書きました。

 月収2~3万円でもiPhoneや車をぱっと買ってしまう友人たち。収入をもと
に「身の丈」を考えるというよりは、欲しいものは欲しいと、我慢せずに買っ
てしまう。そして、銀行ローンを使いやすくなったことで、その傾向に拍車が
かかっている――。そんな話でした。


筆者の友人宅の娘さん
画像のクリックで拡大表示 では、ブータンの人たちは、変わってしまったの
でしょうか。お金ではなく人の幸せ、GDP(国内総生産)ではなくGNH(国民総
幸福量)を一番に考えることを国のビジョンとする「幸せの国」ブータンの人々
が、「つつましく、『足るを知る』暮らしをする」のではなく、思いっきり消
費行動に走っている。何かが、ブータンの人たちを変えてしまったのでしょう
か。

 でも、ブータンで一緒に働く仲間たち、上司や先輩、それに町のおじいちゃ
ん、おばあちゃんなどに、彼らが子どもの頃、若かりし頃の話などを聞いてい
ると、どうも、ブータンの人たちが変わってしまったから今のような消費行動
に走っている、とは言い切れない気がしてきます。

 彼らの今のバブルのような消費行動の背景には、ブータンの人たちが実践す
る哲学、のようなものがあるように感じあるからです。


続く......


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